『裳着の儀』とは平安時代の女性にとっての成人式のようなものだそうです。
10代の前半、12、3歳くらいで行い、これを機に婚姻を結ぶことができるようになります。
第2回ではまひろもこの儀式を執り行い
「人はなぜ こんなにも儀式が好きなのでしょう」
と呟いてました。
愛娘のためなら労を厭わず立派な衣装を準備すると言う親の気持ちは
今もなお受け継がれております・・・
裳着の『裳』とは後ろに長く引いている白いプリーツスカートのようなもので
このほかに唐衣や袴も一緒に纏います。
現代では「十二単」と呼びますが、正装である女房装束の基本となります。
道長は娘 彰子のために盛大な裳着の儀を執り行いました。
いよいよ道長の長い栄華の時代の幕開けにふさわしい儀式と感じました。